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ほんわか狆太郎

動物病院選びって?

今日は写真はありません!!ごめんなさい!!


先週の土曜日、この数年お家を訪ねていなかったお友達のところに行きました。


その人はシーズー犬未去勢♂9才の「マロン君」の飼い主さんです。


しろっち君が子犬の頃、近所だったのでお散歩も一緒に行ったことがあります。


元気いっぱい健康そのものの「おぼっちゃま犬、マロン君」でした。


久しぶりにマロンに会えるなあ、と玄関に入るなり
「マロン両目失明したんだよ。」と衝撃の言葉が!!


えええ?どうして?? 


お医者さんによると「網膜剥離」とのこと。原因は不明。


右目はきれいなのですが左目は白く濁り、とても良くない状態に見えました。???。


「左目は目が見えないので散歩の時枝が刺さってしまったの。」「傷はもう治っているんだけど白いのは治らないんだ。」???


確かにしいちゃんの目にも傷がありもう治っているけど網膜に小さな穴があいているのが見えます。そしてその穴の周りが白く濁っていますがこのように眼球全体ではありません。???


そしてお腹をさすってえ〜とマロン君がごろんをしたのでお腹をさすさすしてあげました。


????????????なに???この皮膚の色は????


異常に赤らんでいて、良く見ると小さく血がにじんでいます。
アトピーのひどい子の掻いた後のような感じ。
毛を分けながら見てみると全身のようです。
毛もあちこち薄くなりはげています。
手足の指の又も真っ赤です。


「皮膚おかしいよ。どうしたの?」と聞くと「シャンプーに出したばかりだからそうなったんだ。」と言う答え。????????????


こんなに赤くなっているのに!!「いつもシャンプーの後はこうなるの。」えええええ?????


「あのね、シャンプーの後こんな皮膚の状態になるというのは普通じゃないよ。」


そこから話が展開しました。なんと彼女はとってもお金をかけてお医者さんにも2軒、ペットサロンにも通わせているんです。


目の治療、点眼薬、内服薬、皮膚の塗り薬などたくさんの薬を処方されていました。


しかも1年以上前から通院を続けているにも関わらず、ザ・どしろうとの私の目から見ても明らかに良い状態とはいえない状態なのです。


先生は「血液検査」もしたことがないし、その診断も「今までの生活の悪いところが年とともに出て来たんです。」という訳の分からないもの。
その上、「シーズはこういう子が多い。お宅の子はまだいい方ですよ。」んんんん???


何じゃそりゃ?


こんなに皮膚が荒れているのにショップはなんと言っているの?と聞くと、500円アップすればもっと良いシャンプーで洗えるんですがといういい分。


彼女は高いシャンプーにしますか?と言われ500円アップして高い方のシャンプーに出すようになったのだということ。


そしてマロン君は真っ赤な体をカイカイしているのです。


なんだかすごく臭うのでお耳もチェック!!「ああああ、涙涙涙」
やはり耳毛がねっとりと穴をふさぎ、毛玉になっています。
耳毛が毛玉になるって・・・・。ショックでした。
「耳毛抜いてあげなきゃ。」
「病院で先生が抜いてくれたんだけど・・・。」
「耳毛を抜いたらね、耳の穴がすっきり見えるものなんだよ。匂いもひどいでしょ。これは病気になっていると思うよ。外耳もただれているでしょ。」
「お医者さんも外耳炎だと言って、この薬もらったの。これを耳につけているんだけど。」
「耳の洗浄はしているの?」
「洗浄って?」


ここまで来たらもう言うしかありませんでした。「病院を変えなさい。」と。


相当脅かしました。
彼女も怖くなったのか「一度あなたのかかりつけに行ってみる。」と言ってくれました。


そして21日日曜日マロンママ&パパがついに病院へ!


そしてその診断は


まず目については網膜剥離はしていること、両眼とも見えていない状態であること、白内障、緑内障の危険があること、左目の眼球が異常に萎縮していること、表面の傷ということだけではない何らかの原因が考えられること、眼球そこの大きさが違うこと、このままでは眼球を摘出しなければならない状態になるかもしれないこと、専門の眼科医に見てもらう必要があることなど言われました。
犬の眼科専門医に紹介していただくことになりました。
視力は戻らないかもしれませんが、正しい診断をしていただくことと、これ以上の悪化を防ぐことができるかもしれないという望みをかけてお願いしました。


皮膚についてもアトピーではないこと(これは朗報)、長い間の手入れの不足から皮膚が炎症を起こしているものであること、専門のシャンプーを使い肌のケアをすることで治るということ(これも朗報)内服薬&塗り薬は全く必要がないことを説明されました。
肌のケアのしかたもしっかりと教えていただきました。


そして耳、まず耳毛をきれいに抜いてくださいました。耳の中も外も真っ赤です。
フケみたいなものがぼろぼろ出ています。


耳の中は長い間不潔な状態であったっこと、「マラセチア」であることを伝えられました。
これもしっかりと飼い主さんがケアすることで良くなるということでした。
耳の洗浄液や点耳薬をいただきました。
ケアのしかたもしっかり教えていただきました。


飼い主さんはマロン君を飼い始めてからずっと自分のかかりつけのお医者さんの言う通りにして来たのです。


犬はシャンプーすると良くないから洗わない方がいい。


彼女はそれを守り、月1度ペットサロンにシャンプーしてもらっていました。
あの体が真っ赤にはれても平気で 高いシャンプーにしては?と言える不思議なサロンです。


耳はきれいにしてくれないので病院でケアしてもらっていました。
耳毛を抜いてもらったから大丈夫と思っていたのです。


先生を信じてずっと通っていたのです。
たくさんのお薬を飲ませたり塗ったり点眼したりしていました。
先生は行く度に「良くなってます!!もう少しです!!」と言っていたそうな。


でもその診断と治療は全く間違ったものだったのです。
薬は全て廃棄しました。


とてもマロン君を愛しているパパとママ


帰りの車中ママは「マロン、ごめんね。私が悪かったんだ。ごめんね。」と何度もマロン君を抱きしめていました。


とってもプラス思考で明るい性格の彼女です。
「これからケア頑張る!!」と張り切っていますから近々きれいになって、好い匂いになって、もっと可愛くなったマロンを見ることができると思います。


良かったね!マロン。そして私もごめんね。
もっと早く会いに行っていれば!!


この日は偶然だと思いますが患者さん達はみんなシーズー犬でした。


話を聞いていた一人の女性は身をふるわしながら、実は今連れて来ている子の母親犬がその子と同じ病気で他の病院に通っていたこと、そして間違った診断と治療によって苦しみながら死んでしまったこと、子供だけはと病院を変え、一命をとりとめ、今があることを語ってくれました。


未だにくやしい思いがきえることは無く、涙が出ると目を真っ赤にしておっしゃっていました。


まず毎日の生活を見直し、健康な生活が送れるように飼い主は努めなければならないこと。近頃なれ合いでだらしなくなりつつあった私。
だめです!!だめだめだーめです!!
この子たちの健康と幸せは飼い主である私がしっかりと考えてあげなくては!!



いろんなことをマロン君に教えられた一日でした。大いに反省でした!!
by shiro-kuro-family | 2007-10-22 19:33 | ペット
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