ちょっとふるい話題なんですが・・・
暮れにそば打ちをしたH氏宅でお餅搗きをしました。
「オレんとこの餅搗きは米蒸すところから後片付けまで全部やるヤツでないと入れねえ。」と言う言葉通り、集まったおじ様おば様たちはいずれも「強者ぞろい」
何でもできるおじ様おばさま達。
何にもできないおば様の私としいちゃんとこのたかちゃんとちゃこちゃんのご主人O氏が初参加です。
先ずは臼やテーブル、かまど、蒸し器などの準備から。
何でも手作りと廃物利用です。
この銅鍋のでかさ!!これで完全無農薬あずき(自作)を煮てあんこを作ります。
もち米はこの薪ストーブで蒸し、手前のガスコンロで豆を煮ます。
ストーブくらいの大きさのガスコンロ。でかっ!!
先ずは薪割り!
ここで小学4年生のたかちゃんが大活躍!!
子供とは思えない技で次々と薪を割ります。
薪といっても売っているような薪ではなく、丸太をチェンソーで切ったもの。
ほとんどの薪をたかちゃんが割りました。
みんなに褒められ、たかちゃん嬉しそうです。
一汗かいた後のおまんじゅうはうまいなあ〜!!
このおまんじゅう、おば様の手作り。
餡が(もちろん無農薬あずきね)あまり甘くなく、ほくほくしていて豆の味と香がお口に広がる「絶品」でした!!
このおまんじゅうなら何個でも食べられるかも!!
こんな物も見せてもらいました。
H氏自慢の薫製小屋につるしてある「シャケの薫製」(製作中)
例年百本以上作るそうです。
この薫製小屋は動物の飼料等を入れるタンクを逆さまにして作ったもの。
なるほどねえ〜。
私もいつかタンク手に入れたら作りたいなって思いましたね。
たかちゃんの割った薪でもち米を蒸します。
今回は3段重ねで蒸しました。
ところでこれなんだと思います?
これはね、「自然たきつけ」
白樺の樹皮です。
天然の脂を含んでいるので信じられないほど良く燃えます。
これを少しずつ入れて薪に火をつけるのです。
さあさあ、蒸気が上がってきましたよ!!
一番上の蒸し器から蒸気が上がると下の蒸し器のお米ができあがりましたという合図になるんだそうです。
下の段のお米を食べてみて芯がなければ出来上がり!!
先ずはお米を良〜くつぶして
いよいよ餅搗きです!!頑張れたかちゃん!
この日は合わせて19升のお餅を搗きます。
(H氏のもち米15升とおばさま持ち寄り4升)
気が遠くなります。
餅搗き機も3台フル稼働です!!
たかちゃんのパパママも!すっごく息があっています。
さすが仲良しご夫婦!!
次から次へと休みなくお米が蒸し上がり、代わる代わる持ちを搗き続けました。
これは黒豆を入れた豆餅。
私は豆餅の黒豆はうるかしたり煮たりした物を入れるのだと思っていましたが、本当はこのように固いままの豆を直接餅に入れて搗くのだそうです。
だから豆餅は搗きたてをそのままでは食べられません。
焼いて食べます。
焼くと中の黒豆がカリッと香ばしい香を放ち、何とも言えない美味しさなのです。
できたお餅を丸めたり、のしたり、切ったり。
休む間もありません。
今回作ったのは「白餅「あんころ餅」「豆餅」「よもぎ餅」「黒ごま餅」「胡麻紫蘇餅」の6種類。
初めて作る私たちは、中に具を入れる分量が分らず味の薄いのを作っちゃったり、入れすぎたりしましたが、やってみて初めていろいろなことが分りました。
だから次に搗くときはばっちりだと思いますよ!!
本当かな?
家の中ではおばさま達がせっせせっせとあんころもち作り!
ようやく後片付けも入れて全ての作業が終わったのは7時半。
もう真っ暗でした。
お餅をみんなで分けて、私も少しもらって帰りました。
蒸すところから最後までやらせてもらえて本当に良い体験ができました。
H氏は「昔から日本人がやってきたことを初めから最後まで通して体験し、いろいろな人に覚えてもらい、次へと伝えてもらいたい」のだそうです。
だから、そば打ちならそば打ち、餅搗きなら餅搗き、みそ作りならみそ作り、全ての行程をやらせたいのだそうです。
そうですよねえ。私のようなおば様でさえ、何も知らないし、知っていても耳知識だけなんですから。
H氏の身体が丈夫なうちにいろんなことを教えてもらおうと思っています。
春からは山菜。師匠について行けるかどうかが不安ですが・・・。
どんなアドベンチャーが私を待っているのか!!楽しみです!!